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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

文献概要

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導

接触皮膚炎の診断と治療

著者: 佐野晶代12 松永佳世子12

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部アレルギー疾患対策医療学 2藤田保健衛生大学医学部皮膚科学

ページ範囲:P.1955 - P.1958

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ポイント
●アレルギー性接触皮膚炎の原因物質と抗原の診断には,パッチテストが有用である.
●2012年度の本邦におけるジャパニーズスタンダードシリーズの陽性率では硫酸ニッケルが最も高かった.
●接触皮膚炎の治療では,原因となる接触物質を確定し除去することが重要である.
●治療に用いるステロイド外用薬により,接触皮膚炎を生じることもある.

参考文献

1)日本皮膚科学会接触皮膚炎診療ガイドライン委員会;高山かおる,他:接触皮膚炎診療ガイドライン.日皮会誌119:1757-1793, 2009
2)鈴木加余子,他:ジャパニーズスタンダードアレルゲン(2008)の陽性率2010年〜2012年の推移.J Environ Dernatol Cutan Allergol 9:101-109, 2015
3)松永佳世子:接触皮膚炎の検査.Derma 41:79-84, 2000
4)松永佳世子:接触皮膚炎.皮膚臨床51特:1323-1331, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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