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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす

アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導

蕁麻疹の診断と治療

著者: 猪又直子1

所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学

ページ範囲:P.1960 - P.1964

文献概要

ポイント
●痒みを伴う浮腫性紅斑や膨疹が出没し,1つの皮疹が24時間以内に跡形なく消退することが確認できれば,蕁麻疹と診断できる.
●蕁麻疹の原因や誘因は多様であり,適正な検査や治療を行うために,病型の絞り込みが大切になる.
●病型別の頻度では,特発性が70%と圧倒的に多く,次いで,機械性やコリン性(約7%)が続く.Ⅰ型アレルギーによる蕁麻疹は,約5%と一般の想定より少ない.
●蕁麻疹全般の治療として,鎮静性の低い第2世代抗ヒスタミン薬が第一選択薬となる.

参考文献

1)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン.日皮会誌121:1339-1388, 2011
2)猪又直子:蕁麻疹と紅斑症─蕁麻疹の診断と治療.日皮会誌118:2283-2395, 2008
3)猪又直子:ガイドラインのワンポイント解説─蕁麻疹診療ガイドライン;エビデンスに基づいた蕁麻疹診療を目指して.アレルギー62:813-821, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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