文献詳細
特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす
アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導
文献概要
ポイント
●痒みを伴う浮腫性紅斑や膨疹が出没し,1つの皮疹が24時間以内に跡形なく消退することが確認できれば,蕁麻疹と診断できる.
●蕁麻疹の原因や誘因は多様であり,適正な検査や治療を行うために,病型の絞り込みが大切になる.
●病型別の頻度では,特発性が70%と圧倒的に多く,次いで,機械性やコリン性(約7%)が続く.Ⅰ型アレルギーによる蕁麻疹は,約5%と一般の想定より少ない.
●蕁麻疹全般の治療として,鎮静性の低い第2世代抗ヒスタミン薬が第一選択薬となる.
●痒みを伴う浮腫性紅斑や膨疹が出没し,1つの皮疹が24時間以内に跡形なく消退することが確認できれば,蕁麻疹と診断できる.
●蕁麻疹の原因や誘因は多様であり,適正な検査や治療を行うために,病型の絞り込みが大切になる.
●病型別の頻度では,特発性が70%と圧倒的に多く,次いで,機械性やコリン性(約7%)が続く.Ⅰ型アレルギーによる蕁麻疹は,約5%と一般の想定より少ない.
●蕁麻疹全般の治療として,鎮静性の低い第2世代抗ヒスタミン薬が第一選択薬となる.
参考文献
1)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン.日皮会誌121:1339-1388, 2011
2)猪又直子:蕁麻疹と紅斑症─蕁麻疹の診断と治療.日皮会誌118:2283-2395, 2008
3)猪又直子:ガイドラインのワンポイント解説─蕁麻疹診療ガイドライン;エビデンスに基づいた蕁麻疹診療を目指して.アレルギー62:813-821, 2013
掲載誌情報