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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす

アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導

アレルギー性結膜疾患の生活指導と薬物治療

著者: 高村悦子1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1970 - P.1973

文献概要

ポイント
●効果と安全性の点から,アレルギー性結膜炎の治療の第一選択は,抗アレルギー点眼薬である.
●スギ花粉症では,抗アレルギー点眼薬による初期療法で,花粉飛散期の眼症状が軽減する.
●花粉飛散ピーク時,抗アレルギー点眼薬だけでは症状が治まらない時には,ステロイド点眼薬を併用する.
●ステロイド点眼薬には,眼圧上昇という副作用があるため,使用中には眼圧チェックが必要である.
●スギ花粉症のセルフケアとして,外出時の眼鏡装用,人工涙液による洗眼を勧める.

参考文献

1)アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン編集委員会:アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン,第2版.日眼会誌114:831-870, 2010
2)高村悦子:アレルギー性結膜炎の治療─初期療法,季節前投与.アレルギーの臨床14:650-654,1994
3)高村悦子,他:春季カタルに対するシクロスポリン点眼液0.1%の全例調査.日眼会誌115:508-515, 2011
4)春季カタル治療薬研究会:免疫抑制点眼薬の使用指針─春季カタル治療薬の市販後全例調査からの提言.あたらしい眼科30:487-498, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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