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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

文献概要

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導

アトピー性皮膚炎の生活指導と薬物治療

著者: 正田哲雄1 大矢幸弘1

所属機関: 1国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科

ページ範囲:P.1979 - P.1983

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ポイント
●アトピー性皮膚炎は,痒みを伴う特徴的な皮疹が慢性的に持続する皮膚のアレルギー疾患である.
●日常の外来で頻繁に遭遇する疾患であるが,患者が適切な情報提供や治療を受けていないことも多い.
●主観的な評価(痒みやQOL),皮疹の客観的な評価(皮膚所見やバイオマーカー)を組み合わせて重症度や病勢を把握する.
●治療の3本柱は,①悪化因子の除去,②毎日のスキンケア,③適切な薬物療法である.
●正しいスキンケア方法,そして,改善した後も治療を継続することの意義を患者に伝え,実行してもらうことが重要である.

参考文献

1)日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会(編):アトピー性皮膚炎診療ガイドライン,2009
2)片山一郎(監),日本アレルギー学会アトピー性皮膚炎ガイドライン専門部会(作成):アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2015,協和企画,2015
3)大矢幸弘(編):こどものアレルギー—アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・ぜんそく,国立成育医療研究センターBookシリーズ,メディカルトリビューン,2013
4)Shoda T, et al:Expression of thymus and activation-regulated chemokine(TARC)by human dermal cells, but not epidermal keratinocytes. J Dermatol Sci 76:90-95, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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