文献詳細
特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
骨髄腫診療の進歩 【診療指針】
文献概要
ポイント
●65歳未満で重要臓器機能の保持されている症候性多発性骨髄腫に対しては,up-frontで自家造血幹細胞移植を行うことが推奨される.
●寛解導入療法は本邦ではボルテゾミブを含んだ2〜3剤併用療法が有効である.
●自家末梢血幹細胞採取は顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)単独もしくは大量シクロホスファミド併用が標準である.
●移植治療の前処置は大量メルファラン療法(200mg/m2)が最も推奨される.
●65歳未満で重要臓器機能の保持されている症候性多発性骨髄腫に対しては,up-frontで自家造血幹細胞移植を行うことが推奨される.
●寛解導入療法は本邦ではボルテゾミブを含んだ2〜3剤併用療法が有効である.
●自家末梢血幹細胞採取は顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)単独もしくは大量シクロホスファミド併用が標準である.
●移植治療の前処置は大量メルファラン療法(200mg/m2)が最も推奨される.
参考文献
1)日本血液学会(編):造血器腫瘍診療ガイドライン,金原出版,2013
2)角南一貴:多発性骨髄腫(第2版).日本造血細胞移植学会ガイドライン委員会(編):造血細胞移植学会ガイドライン(第3巻),pp144-161, 2014
3)中村 真,他:多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植.日造血細胞移植会誌3:64-78, 2014
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