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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻13号

2015年12月発行

文献概要

特集 抗血栓療法—おさえておきたい最新のエッセンス 抗血栓薬の特徴を知る 【抗凝固薬】

ビタミンK阻害薬

著者: 和田英夫1 松本剛史2

所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科検査医学 2三重大学輸血部

ページ範囲:P.2322 - P.2325

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ポイント
●静脈血栓症の治療ならびにその予防には,ワルファリン療法が最も有効な治療法の1つである.
●他の抗凝固薬は活性化凝固因子を抑制するが,ワルファリンにより活性低下した凝固因子が産生される.
●ワルファリン療法のモニターにはPT-INRが有用であるが,病態に合わせて治療域を決定する必要がある.
●大出血あるいはそのリスクが高いときは,ワルファリンの減量あるいは中止を行い,必要なら凝固因子の補充を行う.

参考文献

1)森田隆司:ワルファリンの薬理.櫻川信男,他(編):抗凝固薬の適正な使い方(第2版),pp 7-19,医歯薬出版,2008
2)高橋晴美:ワルファリン療法関連遺伝子多型,ワルファリン抵抗性.櫻川信男,他(編):抗凝固薬の適正な使い方(第2版),pp 20-33,医歯薬出版,2008
3)上塚芳郎:ワルファリンとISI/INRシステム—有用性と問題点.櫻川信男,他(編):抗凝固薬の適正な使い方(第2版),pp 51-69,医歯薬出版,2008
4)森 美貴,和田英夫:ワルファリン療法における合併症とその予防・治療.櫻川信男,他(編):抗凝固薬の適正な使い方(第2版),pp 70-79,医歯薬出版,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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