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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻13号

2015年12月発行

文献概要

特集 抗血栓療法—おさえておきたい最新のエッセンス 日常診療で知りたい抗血栓療法

周術期における抗血栓療法の管理方法

著者: 池田正孝1 畑泰司2 関本貢嗣1 左近賢人3

所属機関: 1大阪医療センター外科 2大阪大学大学院医学系研究科消化器外科 3大阪府立成人病センター消化器外科

ページ範囲:P.2399 - P.2402

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ポイント
●大手術に対する周術期抗血栓療法管理は,血栓症発症と出血リスクとのバランスを取ることである.
●原則は,十分な薬剤中止と血栓発症リスクの高い症例におけるヘパリン置換である.
●ヘパリン置換は出血の可能性を念頭に置き,厳密な管理を行う.
●NOACの場合は,薬剤の半減期,腎機能に応じた薬剤中止期間の調整が必要である.

参考文献

1)循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改版).http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_hori_h.pdf
2)日本循環器学会,日本心臓病学会,日本心電図学会,日本不整脈学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2012年度合同研究班報告),心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版),2014
3)van Veen JJ, Makris M:Management of peri-operative anti-thrombotic therapy. Anaesthesia 70(Suppl 1):58-67, 2015
4)Douketis JD, et al:Perioperative management of antithrombotic therapy. Chest 141:e326S-e350S, 2012
5)Siegal D, et al:Periprocedural heparin bridging in patients receiving vitamin K antagonists;Systematic review and meta-analysis of bleeding and thromboembolic rates. Circulation 126:1630-1639, 2012
6)Douketis JD, et al:Perioperative bridging anticoagulation in patients with atrial fibrillation. N Engl J Med 373:823-833, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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