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特集 ウイルス肝炎の薬物治療—変わりゆく治療戦略 ここまで変わったウイルス肝炎の治療 【急性肝炎】
危険な急性肝障害の見分け方
著者: 井上和明1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科
ページ範囲:P.263 - P.266
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●急性肝炎の90%は自然治癒する.危険な肝障害の見分け方の第1のポイントは,トランスアミナーゼが多峰性に変動することである.
●第2のポイントは,急性肝炎でありながら,肝炎が鎮静化せず経過中にアルブミン,コリンエステラーゼ,コレステロールが低下し,あたかも慢性肝障害のようなデータをとるものである.
●第3のポイントは,肝炎が遷延化するケースでは迷わず治療介入することである.
●急性肝炎の90%は自然治癒する.危険な肝障害の見分け方の第1のポイントは,トランスアミナーゼが多峰性に変動することである.
●第2のポイントは,急性肝炎でありながら,肝炎が鎮静化せず経過中にアルブミン,コリンエステラーゼ,コレステロールが低下し,あたかも慢性肝障害のようなデータをとるものである.
●第3のポイントは,肝炎が遷延化するケースでは迷わず治療介入することである.
参考文献
1)Inoue K, et al:Japanese-style intensive medical care improves prognosis for acute liver failure and the perioperative management of liver transplantation. Transplant Proc 42:4109-4112, 2010
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