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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻2号

2015年02月発行

文献概要

特集 ウイルス肝炎の薬物治療—変わりゆく治療戦略 ここまで変わったウイルス肝炎の治療 【C型慢性肝炎】

C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療の変遷

著者: 平松直樹1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学

ページ範囲:P.296 - P.299

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ポイント
●C型肝炎の治療は,インターフェロン(IFN)単独療法の時代から,リバビリン(RBV)併用により飛躍的に進歩した.
●Peg-IFN/RBV併用療法におけるresponse-guided therapyでウイルス学的著効(SVR)率が向上した.
●Peg-IFN/RBV併用療法におけるHCV-RNA陰性化には,Peg-IFN投与量が重要である.
●Peg-IFN/RBV併用療法における治療後の再燃率低下には,RBV投与量が重要である.
●シメプレビル3剤併用療法においてもPeg-IFN/RBV療法の薬剤因子は関係する.

参考文献

1)Hoofnagle JH, et al:Treatment of chronic non-A, non-B hepatitis with recombinant human alpha interferon. A preliminary report. N Engl J Med 315:1575-1578, 1986
2)林 紀夫,他:C型慢性肝炎治療の変遷.日消誌105:175-185, 2008
3)林 紀夫,他:わが国におけるC型慢性肝炎の現況について(集計結果報告).犬山シンポジウム記録刊行会:B型・C型肝炎治療における新たな問題点,pp 19-25,メディカル・ジャーナル,2008
4)Kasahara A, et al:Ability of prolonged interferon treatment to suppress relapse after cessation of therapy in patients with chronic hepatitis C;A multicenter randomized controlled trial. Hepatology 21:291-297, 1995
5)Oze T, et al:Peginterferon alfa-2b affects early virologic response dose-dependently in patients with chronic hepatitis C genotype 1 during treatment with pegylated interferon alfa-2b plus ribavirin. J Viral Hepat 16:578-585, 2009
6)Hiramatsu N, et al:Ribavirin dose reduction raises relapse rate dose-dependently in genotype 1 patients with hepatitis C responding to pegylated interferon alfa-2b plus ribavirin. J Viral Hepat 16:586-594, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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