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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻3号

2015年03月発行

文献概要

特集 がんを診る 一般内科医が知っておくべきがん薬物療法のマネジメント

分子標的治療薬の最新の動向

著者: 加藤俊介1 三浦佳代1 山口茂夫1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科臨床腫瘍学

ページ範囲:P.502 - P.506

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ポイント
●分子標的治療薬は,生体内の特定分子に着目し,その機能を制御することを指標に開発された薬剤である.
●分子標的治療薬は,構造的にはモノクローナル抗体と小分子化合物に大別される.
●がん細胞にみられる分子を標的としたものだけではなく,血管内皮細胞や破骨細胞など正常細胞に働く薬剤も存在する.
●分子標的治療薬にはこれまでの殺細胞効果薬剤にみられない有害事象を有するものもあり,注意が必要である.
●分子標的治療薬の薬効予測のバイオマーカーが存在するものと,まだ明らかになっていないものがある.

参考文献

1)西尾和人:総論─がん薬物治療の歴史と展望.西尾和人,他(編):がんの分子標的と治療薬事典,pp 14-18,羊土社,2010
2)McDermott DF1, Atkins MB:PD-1 as a potential target in cancer therapy. Cancer Med 2:662-673, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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