icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻3号

2015年03月発行

文献概要

特集 がんを診る 一般内科医が知っておくべきがん薬物療法のマネジメント

悪心・嘔吐のマネジメント

著者: 森竜久1 本田健1 関順彦1

所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座腫瘍内科

ページ範囲:P.513 - P.516

文献購入ページに移動
ポイント
●がん薬物療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)には,急性,遅発性,予測性の3種類があり,それぞれの分類ごとに治療対応が異なることを理解する必要がある.
●CINVのマネジメントに際しては,抗がん剤の催吐性リスク分類およびガイドラインに定められた制吐療法を熟知しておく必要がある.
●CINV出現後に症状を改善させることは難しいため,患者関連リスク因子も評価に加え,発症予防に全力を注ぐことが重要である.

参考文献

1)NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology:Antiemesis, ver2, 2014 http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/antiemesis.pdf
2)Basch E, et al:Antiemetics;American Society of Clinical Oncology clinical practice guideline update. J Clin Oncol 29:4189-4198, 2011
3)Multinational Association of Supportive Care in Cancer:MASCC/ESMO antiemetic guideline 2013  http://www.mascc.org/assets/documents/mascc_guidelines_english_2013.pdf#search='mascc+antiemesis'
4)日本癌治療学会(編):制吐薬適正使用ガイドライン,ver. 1.2, 2014 http://www.jsco-cpg.jp/item/29/index.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?