文献詳細
特集 がんを診る
一般内科医が知っておくべきがん薬物療法のマネジメント
文献概要
ポイント
●がん薬物療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)には,急性,遅発性,予測性の3種類があり,それぞれの分類ごとに治療対応が異なることを理解する必要がある.
●CINVのマネジメントに際しては,抗がん剤の催吐性リスク分類およびガイドラインに定められた制吐療法を熟知しておく必要がある.
●CINV出現後に症状を改善させることは難しいため,患者関連リスク因子も評価に加え,発症予防に全力を注ぐことが重要である.
●がん薬物療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)には,急性,遅発性,予測性の3種類があり,それぞれの分類ごとに治療対応が異なることを理解する必要がある.
●CINVのマネジメントに際しては,抗がん剤の催吐性リスク分類およびガイドラインに定められた制吐療法を熟知しておく必要がある.
●CINV出現後に症状を改善させることは難しいため,患者関連リスク因子も評価に加え,発症予防に全力を注ぐことが重要である.
参考文献
1)NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology:Antiemesis, ver2, 2014 http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/antiemesis.pdf
2)Basch E, et al:Antiemetics;American Society of Clinical Oncology clinical practice guideline update. J Clin Oncol 29:4189-4198, 2011
3)Multinational Association of Supportive Care in Cancer:MASCC/ESMO antiemetic guideline 2013 http://www.mascc.org/assets/documents/mascc_guidelines_english_2013.pdf#search='mascc+antiemesis'
4)日本癌治療学会(編):制吐薬適正使用ガイドライン,ver. 1.2, 2014 http://www.jsco-cpg.jp/item/29/index.html
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