icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集

一般検査 糞便検査

寄生虫検査

著者: 今福裕司1

所属機関: 1佐久市立国保浅間総合病院健康管理科

ページ範囲:P.38 - P.39

文献概要

検査の概要
 寄生虫は核膜を有する真核生物のうち運動性のあるものであるが,大きく単細胞生物である原虫(protozoa)と多細胞生物である蠕虫(helminth)に分類される.
 便を検体として用いる寄生虫検査には,虫体そのものの検出,虫卵,囊子(cyst),オーシスト(oocyst)の検出などがある.虫体は大きい物は肉眼的に観察でき,回虫の虫体などがそのまま検査室に提出されることもあるが,赤痢アメーバの栄養型が動いて赤血球を捕食する姿などは顕微鏡にて観察することになる(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら