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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 一般検査 糞便検査
寄生虫検査
著者: 今福裕司1
所属機関: 1佐久市立国保浅間総合病院健康管理科
ページ範囲:P.38 - P.39
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寄生虫は核膜を有する真核生物のうち運動性のあるものであるが,大きく単細胞生物である原虫(protozoa)と多細胞生物である蠕虫(helminth)に分類される.
便を検体として用いる寄生虫検査には,虫体そのものの検出,虫卵,囊子(cyst),オーシスト(oocyst)の検出などがある.虫体は大きい物は肉眼的に観察でき,回虫の虫体などがそのまま検査室に提出されることもあるが,赤痢アメーバの栄養型が動いて赤血球を捕食する姿などは顕微鏡にて観察することになる(図1).
寄生虫は核膜を有する真核生物のうち運動性のあるものであるが,大きく単細胞生物である原虫(protozoa)と多細胞生物である蠕虫(helminth)に分類される.
便を検体として用いる寄生虫検査には,虫体そのものの検出,虫卵,囊子(cyst),オーシスト(oocyst)の検出などがある.虫体は大きい物は肉眼的に観察でき,回虫の虫体などがそのまま検査室に提出されることもあるが,赤痢アメーバの栄養型が動いて赤血球を捕食する姿などは顕微鏡にて観察することになる(図1).
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