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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液検査 血球検査

赤血球数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値,赤血球指数,網赤血球数

著者: 小林匡洋1 張替秀郎1

所属機関: 1東北大学医学部血液・免疫病学分野

ページ範囲:P.46 - P.48

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検査の概要
 赤血球はヘモグロビンを含み,ヘモグロビンに酸素を結合させて酸素を運搬する役割を担う.赤血球は骨髄で造血幹細胞から赤芽球を経て分化して産生され,末梢血液に放出される.赤血球は約120日間の寿命の後に脾臓で老化赤血球として貪食される.
 赤血球数,ヘモグロビン,ヘマトクリット,赤血球指数,網赤血球数の検査は,さまざまな血液疾患,出血が疑われる場合に,貧血や赤血球増多の程度を知るために行われる.赤血球の減少あるいは増加は,造血障害以外にも,消化器疾患,腎疾患などさまざまな全身性疾患でも起きる可能性がある.これらの検査は,初期診療では欠かすことのできない検査である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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