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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液検査 血球検査
末梢血液像
著者: 佐藤尚武1
所属機関: 1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.59 - P.63
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末梢血液中に出現する血液細胞(血球)の形態を観察し,評価を行う検査である.まず末梢血の塗抹標本を作成し,これを染色して顕微鏡で観察する.染色は血液普通染色を行うが,必要に応じて特殊染色を追加する.血液普通染色は,現在は重染色が主流で,Wright-Giemsa染色かMay(-Grünwald)-Giemsa染色を行うが,迅速検査ではWright単染色が実施されることもある.
観察対象は赤血球,白血球および血小板であるが,きわめて稀に末梢血液中に出現した癌細胞など,非血液細胞が対象になることもある.評価対象は数量異常と形態異常であるが,数量異常については血球計数(血算)のほうが正確な情報を得られる場合が多いので,補助的検査という位置づけになる.
末梢血液中に出現する血液細胞(血球)の形態を観察し,評価を行う検査である.まず末梢血の塗抹標本を作成し,これを染色して顕微鏡で観察する.染色は血液普通染色を行うが,必要に応じて特殊染色を追加する.血液普通染色は,現在は重染色が主流で,Wright-Giemsa染色かMay(-Grünwald)-Giemsa染色を行うが,迅速検査ではWright単染色が実施されることもある.
観察対象は赤血球,白血球および血小板であるが,きわめて稀に末梢血液中に出現した癌細胞など,非血液細胞が対象になることもある.評価対象は数量異常と形態異常であるが,数量異常については血球計数(血算)のほうが正確な情報を得られる場合が多いので,補助的検査という位置づけになる.
参考文献
1)三輪史朗,渡辺陽之助:血液細胞アトラス(第5版),文光堂,2004
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