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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 炎症マーカー,感染マーカー
β-D-グルカン
著者: 遠藤重厚1
所属機関: 1岩手医科大学医学部救急医学
ページ範囲:P.170 - P.171
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重篤な基礎疾患を有する患者あるいは侵襲の大きい周術期の患者に対して,必然的に集学的治療を行う結果,抗菌薬,免疫抑制剤,ステロイド剤などの長期投与,中心静脈栄養あるいは血液浄化法時のカニューラ類の使用などにより易感染性に陥り,深在性真菌症を合併することが少なからずみられる.
深在性真菌症を合併するような病態においては,汎発性血管内凝固症候群,急性呼吸不全症候群さらには多臓器不全症などに進展し,治療に難渋することが多く,このような重篤な病態への進行を予防するためにも深在性真菌症の早期診断が必要である.
重篤な基礎疾患を有する患者あるいは侵襲の大きい周術期の患者に対して,必然的に集学的治療を行う結果,抗菌薬,免疫抑制剤,ステロイド剤などの長期投与,中心静脈栄養あるいは血液浄化法時のカニューラ類の使用などにより易感染性に陥り,深在性真菌症を合併することが少なからずみられる.
深在性真菌症を合併するような病態においては,汎発性血管内凝固症候群,急性呼吸不全症候群さらには多臓器不全症などに進展し,治療に難渋することが多く,このような重篤な病態への進行を予防するためにも深在性真菌症の早期診断が必要である.
参考文献
1)Iwanaga S, et al:Chromogenic substances for horseshoe crab clotting enzyme. Its application for the assay of bacterial endotoxins. Haemostasis 7:183-188, 1978
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