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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 窒素化合物,腎機能検査

尿酸

著者: 神保りか12 下澤達雄3

所属機関: 1東都文京病院内科 2東都文京病院総合健診センター 3東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.176 - P.178

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検査の概要
 尿酸は,DNAやRNAなどの核酸の構成要素や高エネルギー化合物であるアデノシン三リン酸(ATP)などを合成供給するプリン体代謝経路でプリン体の最終分解産物として生成する.尿酸値測定は急性関節炎の鑑別,尿路結石症の鑑別,プリン体代謝異常や腎機能障害の診断に有用な検査である.測定方法はウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法が一般的である.検体の取扱は冷蔵保存で約1週間,凍結保存で長期間安定である.

参考文献

1)日本痛風・核酸代謝学会(編):高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版,メディカルレビュー社,2010
2)Enomoto A, et al:Molecular identification of a renal urate anion exchanger that regulates blood urate levels. Nature 417:447-452, 2002
3)Matsuo H, et al:Mutations in glucose transporter 9 gene SLC2A9 cause renal hypouricemia. Am J Hum Genet 83:744-751, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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