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雑誌詳細

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 窒素化合物,腎機能検査

クレアチニン,クレアチン

著者: 宮川太郎12 和田隆志3

所属機関: 1金沢大学附属病院検査部 2金沢大学附属病院腎臓内科 3金沢大学大学院医薬保健学総合研究科血液情報統御学

ページ範囲:P.182 - P.184

クレアチニン
検査の概要
 クレアチニンは,筋肉へ取り込まれたクレアチンの通常約2%から不可逆的に生成される.そのため,血清クレアチニン値は筋肉に含まれるクレアチン量と比例する.
 血中へ放出されたクレアチニンは,腎外での排泄や尿細管での再吸収・分泌がほとんどなく糸球体から濾過される(ただし,わずかに近位尿細管から分泌される).したがって,血清クレアチニン値は腎機能のおおよその指標とされる.

参考文献

1)奥村伸生,他(編):臨床検査法提要改訂第33版,金原出版,2010
2)河合 忠,他(編):異常値の出るメカニズム第6版,医学書院,2013

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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