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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 糖代謝検査
グリコアルブミン
著者: 武井泉1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院糖尿病・内分泌センター
ページ範囲:P.238 - P.239
文献購入ページに移動グリコアルブミン(glycoalbumin:GA)はアルブミン分子中のリジンが糖化された糖化蛋白である.アルブミンが肝臓で生成されて代謝される間血糖値に応じて,高ければ多量のGAが,低ければ少量のGAが生成される.そのためGAの多寡により約17日間(アルブミンの半減期)の血糖状態を把握することができる.詳細な検討によればGAは過去約2カ月間の血糖状態を反映するが,主として1カ月間,特に直近2週間の血糖状態によりその多寡が決定される1).
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