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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 糖代謝検査

グリコアルブミン

著者: 武井泉1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院糖尿病・内分泌センター

ページ範囲:P.238 - P.239

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検査の概要
 グリコアルブミン(glycoalbumin:GA)はアルブミン分子中のリジンが糖化された糖化蛋白である.アルブミンが肝臓で生成されて代謝される間血糖値に応じて,高ければ多量のGAが,低ければ少量のGAが生成される.そのためGAの多寡により約17日間(アルブミンの半減期)の血糖状態を把握することができる.詳細な検討によればGAは過去約2カ月間の血糖状態を反映するが,主として1カ月間,特に直近2週間の血糖状態によりその多寡が決定される1)

参考文献

1)Tahara Y, et al:Kinetics of HbA1c, glycated albumin, and fructosamine and analysis of their weight functions against preceding plasma glucose level. Diabetes Care 18:440-447, 1995
2)Goto Y, et al:Usefulness of glycated albumin for diabetes screening. Ningen Dock 21:11-13, 2007
3)日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド2014-2015, pp 9-25,文光堂,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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