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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 糖代謝検査

抗インスリン受容体抗体

著者: 末冨吏佐1 谷澤幸生1

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学

ページ範囲:P.253 - P.254

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検査の概要
 血糖降下ホルモンであるインスリンは,細胞膜表面でチロシンキナーゼ共役型レセプターの1つであるインスリン受容体と結合し,細胞内へのグルコースの取り込みやグリコーゲン合成シグナル伝達の開始を指示する役割を担っている.
 インスリン受容体が正常に機能しない疾患として「インスリン受容体異常症」には,インスリン受容体遺伝子の異常であるA型と,後天的なインスリン受容体抗体の出現によるB型が知られている(表1).

参考文献

1)日本糖尿病学会(編):糖尿病専門医研修ガイドブック,改訂第6版,診断と治療社,2014
2)荒木 悟:インスリン受容体異常症.日本臨牀57:127-131, 1999
3)金澤康徳,他:ジョスリン糖尿病学,第2版,MEDSi, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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