文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 血液生化学検査など 血液ガス分析
pH,HCO3-,base excess,PaCO2,PaO2,SaO2
著者: 諏訪部章1
所属機関: 1岩手医科大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.296 - P.299
文献購入ページに移動検査の概要
臨床上,血液ガス測定を考慮するのは,①急性および慢性呼吸不全の診断と治療経過の評価,②人工換気時や在宅酸素療法時の適正な酸素投与量や換気条件の設定,③神経・筋疾患による呼吸筋力の評価〔換気不全で動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)上昇〕,④原因不明の意識障害の原因検索などである.
動脈穿刺によってヘパリン採血された動脈血が検体となる.採血後は十分な混和,混入空気の除去,密閉後,即時測定を行う.動脈血酸素分圧(PaO2),PaCO2,pHは電極法によって直接測定され,酸素飽和度(SaO2),重炭酸イオン濃度(HCO3-),過剰塩基(base excess:BE)は計算によって求められる.
臨床上,血液ガス測定を考慮するのは,①急性および慢性呼吸不全の診断と治療経過の評価,②人工換気時や在宅酸素療法時の適正な酸素投与量や換気条件の設定,③神経・筋疾患による呼吸筋力の評価〔換気不全で動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)上昇〕,④原因不明の意識障害の原因検索などである.
動脈穿刺によってヘパリン採血された動脈血が検体となる.採血後は十分な混和,混入空気の除去,密閉後,即時測定を行う.動脈血酸素分圧(PaO2),PaCO2,pHは電極法によって直接測定され,酸素飽和度(SaO2),重炭酸イオン濃度(HCO3-),過剰塩基(base excess:BE)は計算によって求められる.
掲載誌情報