文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
薬物関連検査 薬物感受性遺伝子検査,薬剤リンパ球刺激試験
文献概要
検査の概要
薬剤を原因として何らかの異常反応が生じ,それが免疫を介する反応と推定される場合に行う.リンパ球幼若化検査において,薬剤を添加して培養を行う間に増殖する細胞が取り込む3H-チミジンを測定し,薬剤非添加での測定値と比較する(薬剤リンパ球刺激試験,drug lymphocyte stimulation test:DLST).前者と後者の数値の比が一定の数値を越えていれば,薬剤特異的リンパ球の存在の傍証とする検査である.
薬剤を原因として何らかの異常反応が生じ,それが免疫を介する反応と推定される場合に行う.リンパ球幼若化検査において,薬剤を添加して培養を行う間に増殖する細胞が取り込む3H-チミジンを測定し,薬剤非添加での測定値と比較する(薬剤リンパ球刺激試験,drug lymphocyte stimulation test:DLST).前者と後者の数値の比が一定の数値を越えていれば,薬剤特異的リンパ球の存在の傍証とする検査である.
参考文献
1)滝川 一,他:DDW-J 2004ワークショップ薬物性肝障害診断基準の提案.肝臓46:85-90, 2005
2)萩原清文,他:メトトレキサートに対するリンパ球刺激試験 関節リウマチ患者を対象とした特異度の検討と考察.アレルギーの臨26:46-50, 2006
3)多田慎也:細胞性免疫検査法(in vitro検査).宮本昭正(監):臨床アレルギー学(改訂第3版),pp 179-184,南江堂,2007
掲載誌情報