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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻4号

2015年04月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 内分泌学的検査 下垂体

TSH(甲状腺刺激ホルモン)

著者: 木村孝穂1 村上正巳1

所属機関: 1群馬大学臨床検査医学

ページ範囲:P.332 - P.334

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検査の概要
 甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone, thyrotropin:TSH)は下垂体前葉で合成・分泌される糖蛋白ホルモンである.αとβのサブユニットからなり,αサブユニットは黄体化ホルモン(luteinizing hormone:LH),卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone:FSH),胎盤性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin:hCG)と共通である.TSHは甲状腺濾胞上皮細胞表面のTSH受容体に結合し,細胞の増殖,甲状腺ホルモンの合成と分泌を促進する.TSHはイムノアッセイで測定される1,2)

参考文献

1)家入蒼生夫:TSH(甲状腺刺激ホルモン).medicina 47(増):309-324, 2010
2)河合 忠,他(編):異常値の出るメカニズム,第6版,pp 281-287,医学書院,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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