文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 内分泌学的検査 副腎・腎
アルドステロン
著者: 保嶋実1
所属機関: 1弘前脳卒中・リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.369 - P.371
文献購入ページに移動 アルドステロンは副腎皮質球状層で産生,分泌される強力な鉱質コルチコイドである.アルドステロンの主要な分泌調節因子はレニン・アンジオテンシン(renin angiotensin:RA)系であり,ほかに副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone:ACTH)やK濃度なども関与している.アルドステロンの主な標的器官は腎の遠位尿細管で,Na+とOH-の再吸収とK+とH+の排泄に働き,体液や血圧の恒常性維持に重要な役割を果たしている.
参考文献
1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会:高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014),ライフサイエンス出版,2014
掲載誌情報