文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
内分泌学的検査 副腎・腎
文献概要
アルドステロンは副腎皮質球状層で産生,分泌される強力な鉱質コルチコイドである.アルドステロンの主要な分泌調節因子はレニン・アンジオテンシン(renin angiotensin:RA)系であり,ほかに副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone:ACTH)やK濃度なども関与している.アルドステロンの主な標的器官は腎の遠位尿細管で,Na+とOH-の再吸収とK+とH+の排泄に働き,体液や血圧の恒常性維持に重要な役割を果たしている.
参考文献
1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会:高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014),ライフサイエンス出版,2014
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