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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 免疫学的検査 自己免疫関連検査
抗アセチルコリン受容体抗体,抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体
著者: 鈴木秀和1 楠進1
所属機関: 1近畿大学医学部神経内科学教室
ページ範囲:P.418 - P.419
文献購入ページに移動重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)は神経筋接合部に対する自己免疫疾患である.MGの症状の特徴は,筋疲労現象と日内変動である.眼症状として眼瞼下垂や複視を,そのほかの症状として四肢筋力低下や,嚥下障害,構音障害などの球症状を認める.時に呼吸筋障害のために人工呼吸器管理が必要となる場合がある.抗アセチルコリン受容体(acetylcholine receptor:AChR)抗体,抗筋特異的チロシンキナーゼ(muscle-specific receptor tyrosine kinase:MuSK)抗体はMG診断において特異性の高い検査である.いずれもラジオイムノアッセイ(RIA)法にて測定される.
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