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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 微生物学的検査 細菌同定検査
便細菌検査
著者: 熊坂一成1
所属機関: 1上尾中央総合病院臨床検査科
ページ範囲:P.510 - P.511
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外来診療で下痢患者は多く,抗菌薬を投与しなくても,あるいは原因菌の検索をせずに抗菌薬を投与しても数日で改善することが多い.冬季の下痢症の多くはウイルス性である.
便の細菌検査は,①血便,②発熱,③激しい下痢で全身状態が不良である場合,また細菌性食中毒が疑われる場合に便培養を行う.正確な同定結果が出るまで数日がかかるが,院内検査では原因菌として疑いのある細菌集落が発育した段階で中間報告ができる.
外来診療で下痢患者は多く,抗菌薬を投与しなくても,あるいは原因菌の検索をせずに抗菌薬を投与しても数日で改善することが多い.冬季の下痢症の多くはウイルス性である.
便の細菌検査は,①血便,②発熱,③激しい下痢で全身状態が不良である場合,また細菌性食中毒が疑われる場合に便培養を行う.正確な同定結果が出るまで数日がかかるが,院内検査では原因菌として疑いのある細菌集落が発育した段階で中間報告ができる.
参考文献
. Clin Infect Dis 57:e64-e69, 2013
2)腸管感染症検査ガイドライン.日臨微生物誌20(Supple 1):1-138, 2010
掲載誌情報