文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集 遺伝子検査と染色体検査
悪性腫瘍の遺伝子検査—
著者: 宮地勇人1
所属機関: 1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
ページ範囲:P.608 - P.611
文献購入ページに移動検査の概要
遺伝子異常の検出は,腫瘍の存在診断,進行度,生物学的悪性度さらに治療反応性の指標として用いられる.薬物療法における有用な情報を提供するコンパニオン診断への利用が拡大している.
◆治療薬選択の指標
【肺がん・大腸がん】肺がんや大腸がんの組織において,上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)をコードするEGFR やKRAS の変異の有無を調べる.
遺伝子異常の検出は,腫瘍の存在診断,進行度,生物学的悪性度さらに治療反応性の指標として用いられる.薬物療法における有用な情報を提供するコンパニオン診断への利用が拡大している.
◆治療薬選択の指標
【肺がん・大腸がん】肺がんや大腸がんの組織において,上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)をコードする
参考文献
1)日本肺癌学会:肺癌患者におけるEGFR遺伝子変異検査の手引き(第2.1版),2014.https://www.haigan.gr.jp/uploads/photos/810.pdf
2)谷田部恭:肺腺癌におけるEGFRとKRAS.永井厚志,他(編):Annual Review呼吸器2012,pp 93-98,中外医学社,2012
3)井上 彰:肺がんにおける個別化治療はどのように進められているか.臨床腫瘍プラクティス7:283-287, 2011
4)トラスツズマブ病理部会:HER2検査ガイド乳癌編(第三版),2009.http://www.jbcs.gr.jp/News/HER2henkou/HER2.pdf
5)胃癌トラスツズマブ病理部会:HER2検査ガイド胃癌編,2010
掲載誌情報