文献詳細
特集 救急疾患,重症はこうして見極める—いつまでもヤブと思うなよ!
症例問題
文献概要
現病歴
いつもと変わりなく夕食を済ませ23時に就眠したが,午前0時30分頃に妻の悲鳴で覚醒した.隣で寝ていた妻によれば,「本人が突然大きな鼾をかきはじめたので見ると,苦しそうな呼吸をして目を見開いて四肢を突っ張らせていた.しばらく呼びかけても返答がなかったが,突然目を覚まし『どうしたの』と答えた」とのこと.
下肢全体が蒼白で,倦怠感とともに嘔気,腹部膨満,心窩部痛も出現したため妻が救急要請した.救急隊接触時は症状が改善していて歩行も可能であった.
いつもと変わりなく夕食を済ませ23時に就眠したが,午前0時30分頃に妻の悲鳴で覚醒した.隣で寝ていた妻によれば,「本人が突然大きな鼾をかきはじめたので見ると,苦しそうな呼吸をして目を見開いて四肢を突っ張らせていた.しばらく呼びかけても返答がなかったが,突然目を覚まし『どうしたの』と答えた」とのこと.
下肢全体が蒼白で,倦怠感とともに嘔気,腹部膨満,心窩部痛も出現したため妻が救急要請した.救急隊接触時は症状が改善していて歩行も可能であった.
参考文献
1)Antzelevitch C, et al:Brugada syndrome;Report of the second consensus conference:endorsed by the Heart Rhythm Society and the European Heart Rhythm Association. Circulation 111:659-670, 2005
2)Brugada P, et al:Brugada Syndrome 1992-2012 Twenty Years of Scientific Progress, Zipes DP, Jalife J:Cardiac Electrophysiology From Cell to Bedside, 6th ed, pp925-933, Saunders, 2014
recording in men with Brugada syndrome. Am J Cardiol 99:53-57, 2007
4)Sakabe M, et al:Proportion and prognosis of healthy people with coved or saddle-back type ST segment elevation in the right precordial leads during 10 years follow-up. Eur Heart J 24:1488-1493, 2003
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