icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻5号

2015年04月発行

文献概要

特集 救急疾患,重症はこうして見極める—いつまでもヤブと思うなよ! 私の勉強法と若手医師の育て方

次世代リーダーの学び方の提案

著者: 志水太郎1

所属機関: 1東京城東病院総合内科

ページ範囲:P.740 - P.742

文献購入ページに移動
最近の自分の現状
 本稿は現在の自分の立場である研修病院のプログラム責任者,または指導医学年の立場の先生に向けてのものです.その学年の一医師の勉強方法だとご理解いただけますと幸いです.
 現在,私は東京・江東区にある東京城東病院で,自身のキャリアにおいて2つ目になる総合内科の立ち上げを行っています.2015年はある大学で3つ目の総合内科および研修システムの立ち上げも行う予定です.このように研修医が学年が上がり,一人の指導医,さらにプログラム責任者となり……とだんだん“管理側”の仕事が増えてくると,一臨床医・指導医として研修医や学生たちと病棟を駆け回っている時間がすべてでなくなってくるのは事実です.私は2012年より研修医の面倒をみるプログラム責任者の役割を経験し,それに続き2013年からつい最近まで研修医として米国にいましたが,2014年10月に日本へ戻り,再び研修医教育を統括しながら仕事をする立場になり,いわば両極端の立場を経験するに至っています.このような少し特殊な事情もあって,インプットに割ける時間とアウトプットに割ける時間の割合は,自分の立場によってある程度規定しうるということを特に強く実感する境遇を経験しています(図1).

参考文献

1)志水太郎:診断戦略─診断力向上のためのアートとサイエンス,医学書院,2014
2)志水太郎:愛され指導医になろうぜ─最高の現場リーダーをつくる,日本医事新報社,2014
3)志水太郎:2023年理想の医学部教育の提案.JIM 23:18-22,2013
4)Orient JM(著),須藤 博,他(監訳):サパイラ 身体診察のアートとサイエンス,原書第4版,医学書院,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら