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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻6号

2015年05月発行

文献概要

特集 感染症診療 それ,ホント? 外来編

外来で経口第3世代セファロスポリン系薬を使う機会は限られているってホント?

著者: 彦根麻由1 相野田祐介2

所属機関: 1東京都立墨東病院感染症科 2東京女子医科大学病院感染症科

ページ範囲:P.882 - P.885

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ポイント
●経口抗菌薬が必要な感染症と,使う抗菌薬は非常に限られている.抗菌薬を「念のため」処方してはいけない.
●第3世代セファロスポリン系のバイオアベイラビリティはどれも50%に満たない.
●ピボキシル基を有する第3世代セファロスポリン系には重篤な副作用が報告されている.

参考文献

1)Shulman ST, et al:Clinical practice guideline for the diagnosis and management of group A streptococcal pharyngitis;2012 update by the Infectious Disease Society of America. Clin Infect Dis 55:e86-102, 2012
2)Swartz MN:Clinical practice. Cellulitis. N Engl J Med 350:904-912, 2004
3)Gilbert DN, et al:The Sanford Guide to Antimicrobial Therapy 2014(44th ed), Antimicrobial Therapy, Virginia, 2011
4)Grayson ML, et al:Kucers' The Use of Antibiotics(6th ed), American Society for Microbiology, Washington DC, 2010
5)医薬品医療機器総合機構:ピボキシル基を有する抗菌薬投与による小児等の重篤な低カルニチン血症と低血糖について.PMDAからの医薬品適正使用のお願い(No. 8), 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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