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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻6号

2015年05月発行

文献概要

特集 感染症診療 それ,ホント? 入院編

繰り返す蜂窩織炎を伴う菌血症で,Helicobacter cinaediという菌が検出されるってホント?

著者: 荒岡秀樹1

所属機関: 1虎の門病院臨床感染症科

ページ範囲:P.904 - P.906

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ポイント
Helicobacter cinaediH. cinaedi)感染症は,ほぼ全例において血液培養から本菌が検出されることにより認知される.
H. cinaedi感染症は多彩な臨床像を呈するが,蜂窩織炎には特に注意することが勧められる.
H. cinaedi感染症は再発することがしばしばある.
H. cinaedi感染症に対する適切な治療薬と治療期間はまだ確立されていない.

参考文献

in Japan. J Clin Microbiol 45:2853-2857, 2007
and time required for blood cultures to become positive. J Clin Microbiol 52:1519-1522, 2014
3)馬場 勝,他:Helicobacter cinaedi.臨床と微生物40(増刊号):568-574, 2013
による蜂窩織炎,菌血症の1例.感染症誌86(付録):9-18, 2012
infection. J Infect Chemother 20:517-526, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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