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特集 心不全クロニクル—患者の人生に寄り添いながら診る 外来管理:慢性と急性の連鎖を断ち切る 【左室収縮能が低下した心不全(HFrEF)への薬物治療】
フロセミド
著者: 猪又孝元1
所属機関: 1北里大学医学部循環器内科学
ページ範囲:P.1116 - P.1118
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●心不全のうっ血解除は,副次作用の許容内で,最大限に行う.
●フロセミドを使う際には,血圧を保ち,RAAS遮断薬を併用すると効果的である.
●必要以上のフロセミドは,腎機能障害や電解質異常など,さまざまな弊害をもたらす.
●フロセミド抵抗性には,ほかの利尿薬を併用して対応する.
●心不全のうっ血解除は,副次作用の許容内で,最大限に行う.
●フロセミドを使う際には,血圧を保ち,RAAS遮断薬を併用すると効果的である.
●必要以上のフロセミドは,腎機能障害や電解質異常など,さまざまな弊害をもたらす.
●フロセミド抵抗性には,ほかの利尿薬を併用して対応する.
参考文献
1)飯野靖彦:一目でわかる水電解質,第3版,MEDSi,2013
2)Hasselblad V, et al:Relation between dose of loop diuretics and outcomes in a heart failure population:results of the ESCAPE trial. Eur J Heart Fail 9:1064-1069, 2007
3)猪又孝元:再入院の病態とその予防・対策─入退院を繰り返す心不全.臨床循環器4(3):93-98, 2014
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