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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻7号

2015年06月発行

文献概要

特集 心不全クロニクル—患者の人生に寄り添いながら診る 重症心不全に挑む 【非薬物治療の現状と展望】

体外式および植込み型補助人工心臓(VAD)

著者: 平澤憲祐1 藤原立樹2 磯部光章1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院循環器内科 2東京医科歯科大学医学部附属病院心臓血管外科

ページ範囲:P.1133 - P.1137

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ポイント
●移植法改正後の心臓移植は増加しているが,待機期間は非常に長く補助人工心臓(VAD)の果たす役割は大きい.
●わが国では現在4種類の植込み型VADが保険償還され,臨床使用されている.
●VADの外来管理は機器の管理,ドライブライン・創部の管理,血栓・出血対策と患者に対する指導が中心となる.
●わが国では植込み型VADの使用はbridge to transplant(BTT)に限定されており,今後destination therapy(DT)としての使用も期待されるが,適応に関しては慎重な検討が必要である.

参考文献

1)Nakatani T, et al:The Registry Report of Heart Transplantation in Japan. Circ J 78:2604-2609, 2014
2)独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第一部調査分析課:J-MACS Statistical Report, 2014 http://www.info.pmda.go.jp/kyoten_kiki/file/J-MACS_Statistical_Report201403.pdf(2015年2月閲覧)
3)日本循環器学会(編):重症心不全に対する植込み型補助人工心臓治療ガイドライン,2013 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_kyo_d.pdf(2015年2月閲覧)
4)Slaughter MS, et al:Advanced Heart Failure Treated with Continuous-Flow Left Ventricular Assist Device. N Engl J Med 361:2241-2251, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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