文献詳細
特集 自信がもてる頭痛診療
頭痛診断の実際
文献概要
ポイント
●頭痛は単一の頭痛として表現されることはむしろ少なく,複数の頭痛が混在していることが多い.
●一種の頭痛にほかの頭痛が増悪因子として働くことも多く,再診時に頻度や程度を患者から詳細に問診すべきである.
●頭痛の性状が変化した際,もしくは患者が明らかに通常とは異なる頭痛を訴えた際には,必要な補助診断検査を行うことが必要である.
●頭痛の頻度や程度が日ごとに増悪していく際には,頭蓋内器質性疾患の存在を疑わなければならない.
●一次性頭痛の病態生理を把握することは,近似した頭痛をきたす二次性頭痛の診断に役立つ.
●頭痛は単一の頭痛として表現されることはむしろ少なく,複数の頭痛が混在していることが多い.
●一種の頭痛にほかの頭痛が増悪因子として働くことも多く,再診時に頻度や程度を患者から詳細に問診すべきである.
●頭痛の性状が変化した際,もしくは患者が明らかに通常とは異なる頭痛を訴えた際には,必要な補助診断検査を行うことが必要である.
●頭痛の頻度や程度が日ごとに増悪していく際には,頭蓋内器質性疾患の存在を疑わなければならない.
●一次性頭痛の病態生理を把握することは,近似した頭痛をきたす二次性頭痛の診断に役立つ.
参考文献
1)清水俊彦:脳は悲鳴を上げている,講談社,2012
2)清水俊彦:画像で見る頭痛診断─見逃されやすい二次性頭痛.Headache Clin Sci 2:40-41, 2011
3)清水俊彦:skill up!日常診療スキルアップ講座─プライマリケア医の頭痛診断法;頭痛の増悪因子.週刊日本医事新報4518:39-42, 2010
4)Shimizu T, et al:A proposal for the diagnosis and treatment of hypersensitivity state in migraine. J Pharm Pharmacol 2:592-599, 2014
掲載誌情報