文献詳細
文献概要
特集 自信がもてる頭痛診療 まずは見逃してはならない危険な二次性頭痛を診る
雷鳴頭痛—RCVSとは何か
著者: 平野照之1
所属機関: 1杏林大学医学部脳卒中医学
ページ範囲:P.1286 - P.1289
文献購入ページに移動ポイント
●雷鳴頭痛とは,突然に出現し1分以内にピークに達する重度の頭痛である.
●さまざまな疾患で生じるが,特にくも膜下出血を見逃してはならない.
●繰り返す雷鳴頭痛の原因として可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)の頻度が高い.
●一次性雷鳴頭痛はきわめて稀であり,徹底的に原因疾患を検索する.
●雷鳴頭痛とは,突然に出現し1分以内にピークに達する重度の頭痛である.
●さまざまな疾患で生じるが,特にくも膜下出血を見逃してはならない.
●繰り返す雷鳴頭痛の原因として可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)の頻度が高い.
●一次性雷鳴頭痛はきわめて稀であり,徹底的に原因疾患を検索する.
参考文献
1)Landtblom AM, et al:Sudden onset headache;A prospective study of features, incidence and causes. Cephalalgia 22:354-360, 2002
2)Naganuma M, et al:Clinical characteristics of subarachnoid hemorrhage with or without headache. J Stroke Cerebrovasc Dis 17:334-339, 2008
3)山本文夫,他:雷鳴頭痛とRCVS.治療93:1601-1608, 2011
4)Headache Classification Committee of the International Headache Society:The International Classification of Headache Disorders. 3rd edition(beta version). Cephalalgia 33:629-808, 2013
掲載誌情報