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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻8号

2015年07月発行

文献概要

特集 自信がもてる頭痛診療 さまざまな二次性頭痛を診る

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)—どのように診断し治療するか

著者: 渡邉由佳12 星野雄哉2 平田幸一2

所属機関: 1獨協医科大学日光医療センター神経内科 2獨協医科大学神経内科

ページ範囲:P.1326 - P.1329

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ポイント
●薬物乱用頭痛は,薬剤の使用過多による頭痛〔薬物乱用頭痛(medication-overuse headache:MOH)〕に名称が変更された.
●MOHの診断は,国際頭痛分類第3版β版日本語版に準じて行う.
●MOHは,頭痛治療薬を3カ月を超えて定期的に乱用した結果,1カ月に15日以上起こる頭痛である.
●MOHの治療では,患者への指導,原因薬物の即時中止,薬剤中止後に起こる頭痛への対処,予防薬投与を行う.

参考文献

1)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類,第3版beta版,医学書院,2014
2)Westergaad ML, et al:Definitions of medication-overuse headache in population-based studies and their implications on prevalence estimates;A systemic review. Cephalalgia 34:409-425, 2014
3)日本神経学会・日本頭痛学会(監),慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会(編):慢性頭痛の診療ガイドライン2013,医学書院,2013
4)Linton-Dahlöf P, et al:Withdrawal therapy improves chronic daily headache associated with long-term misuse of headache medication;A retrospective study. Cephalalgia 20:658-662, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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