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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻8号

2015年07月発行

文献概要

書評

—姫井昭男 著—精神科の薬がわかる本 第3版

著者: 宮崎仁1

所属機関: 1宮崎医院

ページ範囲:P.1333 - P.1333

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 世の中には,「精神科の薬は,うさんくさい」と思っている人が多い.その中には,患者だけではなく,精神科を専門としない医師や対人援助職もたくさん含まれている.
 一方,精神科を専門としない医師や対人援助職が,精神科の薬のことを無視して,自分の仕事を進めることはできない.プライマリケアの外来を受診する患者の3〜4割は,何らかの精神疾患や精神科的問題を持っている.また,統合失調症のために精神科で薬物治療を受けている患者が,風邪をひいて来ることもあるし,介護を要する状態になることだってある.「精神科の薬は,うさんくさい」と敬遠してはいられないのが,リアルな現場の状況なのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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