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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻8号

2015年07月発行

文献概要

特集 自信がもてる頭痛診療 さまざまな二次性頭痛を診る

精神疾患と頭痛—内科で行える治療とコンサルティングのタイミング

著者: 内田さやか1 中村祐三1 端詰勝敬1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院心療内科

ページ範囲:P.1344 - P.1346

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ポイント
●不安,抑うつなどの心理的要因が片頭痛や緊張型頭痛の発症・経過に密接に関与している.
●セロトニンの代謝異常が片頭痛,気分障害,不安障害の発症に関与している.
●抗うつ薬の使用により,抑うつ状態ばかりでなく頭痛も軽減することが知られている.抑うつ状態にない片頭痛患者においても抗うつ薬は有用であると考えられている.
●片頭痛の病態は複雑であり,精神科や心療内科的なアプローチを行う際には,患者の心理社会的背景をよく理解してから対応することが望まれる.

参考文献

1)日本神経学会・日本頭痛学会(監):慢性頭痛の診療ガイドライン2013,医学書院,2013
2)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類,第3版β版,医学書院,2014
3)端詰勝敬,他:内科疾患における不安・抑うつの診方─神経疾患.内科105:227-230, 2010
4)藤澤大介:内科医にできる不安障害・うつ病の評価と治療─認知行動療法.内科105:263-267, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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