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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻9号

2015年08月発行

文献概要

特集 外来で出会う呼吸器common疾患 呼吸器系のcommon疾患

COPD—診断と外来でのマネジメント

著者: 平田一人1 浅井一久1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器内科学

ページ範囲:P.1542 - P.1545

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ポイント
●体動時呼吸困難や慢性の咳・痰があり,40歳以上で喫煙歴のある患者では,まず慢性閉塞性肺疾患(COPD)を疑う必要がある.
●COPDの安定期治療は,禁煙,薬物療法,運動療法を中心とする呼吸リハビリテーションである.
●労作時呼吸困難を訴える患者では,症状の軽減に加え,QOLや運動耐容能の改善などが主な目標となり,長時間作用型気管支拡張薬の単剤または多剤併用による,定期的な投与が推奨される.
●体動時呼吸困難のため日常生活動作が低下し,その結果,デコンデショニングの進行により,さらに運動能力の低下をもたらす悪循環の改善には,運動療法が有用である.

参考文献

1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第4版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン(第4版),メデイカルレビュー社,2013
2)The Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease:Global strategy for the diagnosis, management, and prevention of chronic obstructive pulmonary disease, 2011 http://www.goldcopd.org/
3)Martinz FJ, et al:Development and initial validation of a self-scored COPD Population Screener Questionnaire(COPD-PS). COPD 5:85-95, 2008
4)Jones PW, et al:Development and first validation of the COPD Assessment Test. Eur Respir J 34:648-654, 2009
5)Global Initiative For Asthma:Global strategy for asthma management and prevention(revised 2014), 2014 http://www.ginasthma.org/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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