文献詳細
特集 外来で出会う呼吸器common疾患
呼吸器系のcommon疾患
結核・非結核性抗酸菌症—外来での対応と感染制御
著者: 樽本憲人1 大野秀明2
所属機関: 1埼玉医科大学病院感染症科・感染制御科 2埼玉医科大学総合医療センター感染症科・感染制御科
ページ範囲:P.1557 - P.1560
文献概要
●結核症は,新規登録患者数,罹患率ともに減少傾向ではあるが,70歳以上の占める割合は57.4%と増加傾向を認めている.
●肺結核症を疑う症例の診療では,他の患者との動線が交差しない工夫が必要であり,必要に応じて空気感染対策を実施する.
●肺結核症の化学療法はイソニアジド,リファンピシン,ピラジナミド,エタンブトール(もしくはストレプトマイシン)の4剤を用いた多剤併用療法を原則とする.
●肺非結核性抗酸菌症の原因菌として,
参考文献
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