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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻9号

2015年08月発行

文献概要

特集 外来で出会う呼吸器common疾患 呼吸器系のcommon疾患

間質性肺炎—外来での管理法と紹介のタイミング

著者: 杉野圭史1 本間栄1

所属機関: 1東邦大学医学部内科学講座呼吸器内科学分野

ページ範囲:P.1562 - P.1564

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ポイント
●一部の間質性肺炎は,特発性・二次性を問わず,進行性あるいは急速に悪化し致死的な状況に至るため,間質性肺炎に特徴的な自・他覚所見,検査所見が認められた際は,できるだけ速やかに専門医に相談・紹介するべきである.
●慢性線維化型間質性肺炎,特に特発性肺線維症(IPF)患者においては,経過中に肺高血圧症,原発性肺癌,急性増悪等を合併することが多く,注意が必要である.
●間質性肺炎の病型・重症度・進行度によって治療内容が異なるため,専門医療機関での精査および治療が必要である.

参考文献

1)Raghu G, et al;ATS/ERS/JRS/ALAT Committee on Idiopathic Pulmonary Fibrosis:An official ATS/ERS/JRS/ALAT statement;Idiopathic pulmonary fibrosis;Evidence-based guidelines for diagnosis and management. Am J Respir Crit Care Med 183:788-824, 2011
2)Seeger W, et al:Pulmonary hypertension in chronic lung diseases. J Am Coll Cardiol 62:D109-116, 2013
3)日本呼吸器学会びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン作成委員会(編):特発性間質性肺炎─診断と治療の手引き(改訂第2版),南江堂,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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