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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻9号

2015年08月発行

特集 外来で出会う呼吸器common疾患

呼吸器系のcommon疾患

気胸—外来での対応

著者: 中野千裕1 松瀬厚人1

所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科

ページ範囲:P.1575 - P.1578

文献概要

ポイント
●気胸は原発性自然気胸と続発性自然気胸に分類され,多くは肺囊胞の破綻により発症する特発性自然気胸である.
●臨床症状,身体所見から気胸を疑い,胸部単純X線写真で診断する.
●軽度気胸では外来で経過観察し,中等度以上では原則として入院のうえドレナージを行う.
●難治性,重篤な基礎肺疾患のある気胸などは専門医にコンサルトする.
●再発予防のための禁煙指導も重要である.

参考文献

1)高久史麿,他(監):新臨床内科学(第9版),医学書院,2009
2)福井次矢,奈良信雄(編):内科診断学(第2版),医学書院,2008
3)日本気胸・囊胞性肺疾患学会(編):気胸・囊胞性肺疾患─規約・用語・ガイドライン(第1版),金原出版,2009
4)Schramel FM, et al:Current aspects of spontaneous pneumothorax. Eur Respir J 10:1372-1379, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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