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特集 糖尿病治療薬Update—適正使用に向けて Overview
初診時の治療戦略総論—経口薬かインスリンか
著者: 金藤秀明1
所属機関: 1川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科
ページ範囲:P.22 - P.25
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●1型糖尿病か2型糖尿病かを診断することが重要であり,1型糖尿病の場合には最初からインスリン療法が必要である.
●2型糖尿病において膵β細胞が慢性的に高血糖にさらされると,β細胞機能はさらに低下する.この現象は高血糖毒性と呼ばれる.
●日本人の2型糖尿病症例の場合,インクレチン製剤(DPP-4阻害薬,GLP-1受容体作動薬)が適している場合が多く,また早期に使用することが重要である.
●SGLT2阻害薬は,副作用に注意し適正に使用することが重要であるが,高血糖毒性を解除させる手段としてはきわめて有用である.
●1型糖尿病か2型糖尿病かを診断することが重要であり,1型糖尿病の場合には最初からインスリン療法が必要である.
●2型糖尿病において膵β細胞が慢性的に高血糖にさらされると,β細胞機能はさらに低下する.この現象は高血糖毒性と呼ばれる.
●日本人の2型糖尿病症例の場合,インクレチン製剤(DPP-4阻害薬,GLP-1受容体作動薬)が適している場合が多く,また早期に使用することが重要である.
●SGLT2阻害薬は,副作用に注意し適正に使用することが重要であるが,高血糖毒性を解除させる手段としてはきわめて有用である.
参考文献
1)Kaneto H, et al:Appropriate therapy for type 2 diabetes in view of pancreatic β-cell glucose toxicity:“The earlier, the better”. J Diabetes (in press), 2015
2)Matsuoka T, et al:Preserving MafA expression in diabetic islet β-cells improves glycemic control in vivo. J Biol Chem 290:7647-7657, 2015
3)Kimura T, et al:Protective effects of pioglitazone and/or liraglutide on pancreatic β-cells;Comparison of their effects between in an early and advanced stage of diabetes. Mol Cell Endocrinol 400:78-89, 2015
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