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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集 糖尿病治療薬Update—適正使用に向けて 経口血糖降下薬の特性と注意点

スルホニル尿素薬

著者: 細井雅之1 薬師寺洋介1 上野宏樹1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター糖尿病内分泌センター糖尿病内科

ページ範囲:P.26 - P.28

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ポイント
●インスリン分泌が低下していると思われるやせ型の2型糖尿病患者に適応がある.高齢者は腎機能が低下していることが多いので避ける.
●空腹時CPRが0.6ng/mL未満であればインスリン療法の適応である.
●少量(グリメピリド0.5〜1.0mg/日か,グリクラジド20〜40mg/日)から開始する.効果不十分な場合,増量よりも多剤併用が望ましい.
●インスリン療法と併用した場合,コントロールが改善すれば,最初に減量中止すべきである.
●DPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬を追加する場合は,必ずSU薬は減量すべきである.
●グリニド系薬剤との併用は,保険適用もなく,効果もないため行わないこと.

参考文献

1)日本糖尿病学会(編著):スルホニル尿素薬,糖尿病専門医研修ガイドブック,改訂第6版,pp 214-216,診断と治療社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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