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特集 糖尿病治療薬Update—適正使用に向けて 1型糖尿病への対応
頻回注射法(MDI)と持続皮下インスリン注入療法(CSII)の利点・欠点
著者: 村田敬1
所属機関: 1国立病院機構京都医療センター糖尿病センター
ページ範囲:P.106 - P.108
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●MDIは,インスリンを確実に投与できるという利点を有するが,暁現象への対応が難しく,低血糖時にインスリンを減量できない欠点がある.
●CSIIには,きわめて柔軟にインスリン投与量調節できる利点があるが,MDIより医療費が高額で,注入回路の閉塞・液漏れなどによりケトアシドーシスを起こすリスクを伴う欠点がある.
●MDIは,インスリンを確実に投与できるという利点を有するが,暁現象への対応が難しく,低血糖時にインスリンを減量できない欠点がある.
●CSIIには,きわめて柔軟にインスリン投与量調節できる利点があるが,MDIより医療費が高額で,注入回路の閉塞・液漏れなどによりケトアシドーシスを起こすリスクを伴う欠点がある.
参考文献
1)The Diabetes Control and Complications Trial Research Group:The effect of intensive treatment of diabetes on the development and progression of long-term complications in insulin-dependent diabetes mellitus. N Engl J Med 329:977-986, 1993
2)小林哲郎,難波光義(編):インスリンポンプ療法マニュアル改訂,第2版,南江堂,2014
3)村田 敬:この1冊でカーボカウント・インスリンポンプ・CGMがわかる! 糖尿病3Cワークブック,中山書店,2013
4)Kaufman FR(著),雨宮 伸・難波光義(監訳):インスリンポンプとCGM—糖尿病をうまく管理するためのガイド,医歯薬出版,2015
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