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特集 超高齢時代の内科診療 総論
身体診察で特に留意すべきポイント
著者: 松村正巳1
所属機関: 1自治医科大学附属病院総合診療内科
ページ範囲:P.1520 - P.1522
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●体温が37.5℃を超えていなくても,炎症病態が存在することがある.
●脈拍を診るときに脈のトーンを意識して評価する.大動脈弁閉鎖不全症,収縮期高血圧の存在を疑うことができる.
●心臓の聴診では心音と心雑音を別々に評価する.心雑音に気を取られて,心音の評価を忘れないこと.
●腹部大動脈の拍動を臍部よりも右側に触れたら大動脈瘤の可能性がある.
●体温が37.5℃を超えていなくても,炎症病態が存在することがある.
●脈拍を診るときに脈のトーンを意識して評価する.大動脈弁閉鎖不全症,収縮期高血圧の存在を疑うことができる.
●心臓の聴診では心音と心雑音を別々に評価する.心雑音に気を取られて,心音の評価を忘れないこと.
●腹部大動脈の拍動を臍部よりも右側に触れたら大動脈瘤の可能性がある.
参考文献
1)Dinarello CA, et al:Fever and hyperthermia.Longo DL, et al(eds):Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th ed, pp 143-147, McGraw-Hill Professional, New York, 2012
2)野口善令:発熱.medicina 53(増刊号):6-10,2016
3)血圧と脈.Wills GC,松村理司(監訳):Drウィリス ベッドサイド診断,pp 50-58,医学書院,2008
4)Aortic regurgitation. McGee S:Evidence-Based Physical Diagnosis,pp 530-545,WB Saunders,Philadelphia,2001
5)Strobach RS, et al:The value of the physical examination in the diagnosis of anemia. Arch Intern Med 148:831-832,1988
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