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特集 超高齢時代の内科診療 循環器
超高齢者の血圧の治療ターゲットはどうあるべきか?
著者: 藤原健史1 苅尾七臣2
所属機関: 1東吾妻町国民健康保険診療所 2自治医科大学内科学講座循環器内科学部門
ページ範囲:P.1536 - P.1543
文献購入ページに移動●若壮年者同様に高齢者においても血圧上昇は心血管リスクであり,血圧を低下させることでそのリスクは低下する.
●JSH2014では,75歳以上の高齢者の降圧目標を150/90mmHg未満(忍容性があれば積極的に140/90mmHg未満)と設定している.
●80歳以上の超高齢者に対する降圧治療では,主要臓器の静脈還流障害を防ぐことが重要であり,過剰降圧を避けなければならない.
●超高齢者の高血圧治療では,詳細な病態と合併症の把握を怠ってはならず,低血圧や急性腎障害に配慮した段階的な降圧が重要である.
●生活背景までも考慮した「個別医療」が重要である.
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