icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina53巻10号

2016年09月発行

文献概要

特集 超高齢時代の内科診療 感染症

高齢者の感染症診断のこつ

著者: 杤谷健太郎1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学分野

ページ範囲:P.1590 - P.1593

文献購入ページに移動
ポイント
●高齢者では急性の意識障害の原因が感染症であることが多い.
●高齢者は体温が上がりにくいため,37℃台の微熱,あるいは平熱でも感染症を念頭に置く.
●肺炎,尿路感染は頻度が高いため,常に鑑別上位に考える.
●尿路感染と診断する際は,本当にほかの診断でないか懐疑的になるべきである.

参考文献

1)Wofford JL, et al:Acute cognitive impairment in elderly ED patients;Etiologies and outcomes. Am J Emerg Med 14:649-653, 1996
2)Norman DC:Fever in the elderly. Clin Infect Dis 31:148-151, 2000
3)Magaziner J, et al:Prevalence and characteristics of nursing home-acquired infections in the aged. J Am Geriatr Soc 39:1071-1078, 1991
, Wolters Kluwer Health, last updated 3 5, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?