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書評
—桝田 出 著—糖尿病の薬がわかる本
著者: 藤沼康樹1
所属機関: 1医療福祉生協連家庭医療学開発センター
ページ範囲:P.1617 - P.1617
文献購入ページに移動 内科系外来診療の場面において,糖尿病は最も頻度の高い慢性疾患の一つであり,治療によって予後を大幅に変えることが可能な疾患としても特別重要な位置にあると言える.家庭医療の世界では“糖尿病は慢性疾患ケア支援に関する全てがあり,慢性疾患を学ぶには糖尿病を学べ”と言われるほどである.そして,現代日本は超高齢社会となり,糖尿病に加えて多数の併存疾患をもつ高齢患者も多く,治療はより複雑になる傾向がある.したがって,糖尿病専門医だけで日本の糖尿病患者をカバーするのは不可能であり,慢性疾患に取り組むあらゆる医師,特に家庭医の糖尿病診療の質の向上が必須である.
そして,多面的アプローチを必要とする糖尿病診療では,患者-医師関係の中だけで診療が完結するのはもはや困難であり,看護師や管理栄養士,各種セラピストなどによるチーム医療,専門職連携実践(interprofessional work:IPW)が必要である.
そして,多面的アプローチを必要とする糖尿病診療では,患者-医師関係の中だけで診療が完結するのはもはや困難であり,看護師や管理栄養士,各種セラピストなどによるチーム医療,専門職連携実践(interprofessional work:IPW)が必要である.
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