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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻11号

2016年10月発行

文献概要

特集 主治医として診る高血圧診療 再診診療と血圧測定

再診時に必要な身体所見と問診

著者: 栗田康生12

所属機関: 1国際医療福祉大学大学院特定行為看護師養成分野 2三田病院心臓血管センター

ページ範囲:P.1716 - P.1719

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ポイント
●起床時血圧は毎回確認し,仮面高血圧を見落とさないようにする.
●心電図,蛋白尿などを数回に1度は確認し,臓器障害を見落とさないようにする.
●特に心電図での左室肥大,左房負荷所見は心房細動発症の予知に有用である.
●心房細動時には,自動血圧計では血圧測定しにくいことをあらかじめ患者に伝え,心房細動など不整脈時の血圧測定には触診も併用する.
●抗凝固療法を要する心房細動では,より厳格な降圧調節が必要である.

参考文献

1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2014,ライフサイエンス出版,2014
2)井上 博,他:2012年度合同研究班報告,心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版),日本循環器学会,2013 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_inoue_h.pdf(2016年7月閲覧)
1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2009,ライフサイエンス出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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