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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻11号

2016年10月発行

文献概要

特集 主治医として診る高血圧診療 再診診療と血圧測定

24時間血圧計を使うタイミング—どのような患者に繰り返し行うか

著者: 江口和男12

所属機関: 1自治医科大学卒後臨床研修センター 2自治医科大学内科学講座循環器内科学部門

ページ範囲:P.1728 - P.1732

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ポイント
●ABPMの最も良い適応は,白衣高血圧や血圧の変動が大きい例など,どう評価・治療をすればよいか判断がつかない高血圧の評価である.
●白衣高血圧は一般に無害であるが,長期的には有害であり定期的な再評価が必要である.
●外来血圧と家庭血圧の差が常に大きい症例では,ABPMで定期的にフォローする.
●降圧薬投与のタイミングもABPMをフォローすることにより明確になる.

参考文献

1)Verdecchia P, et al:Short-and long-term incidence of stroke in white-coat hypertension. Hypertension 45:203-208, 2005
2)Pickering TG, et al:Ambulatory blood-pressure monitoring. N Engl J Med 354:2368-2374, 2006
3)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2014,ライフサイエンス出版,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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